JavaScriptコミュニティは日々進化しています。今日のトレンドも数か月後には陳腐化しているなんてことは日常茶飯事です。
2016年は終わってしまいましたが、何か重要なことを見逃したのではないかと感じているそこのあなた! 2016年の主要なトレンドをおさらいして、そんな不安を払拭しちゃいましょう。
過去12か月に獲得された GitHub のスター数を比較して、2016年に支持を集めたプロジェクトを数値に基づいて評価していきます。
2015年はなんといっても React でした。そして、flux 実装を席巻したのは Redux でしたね。 2016年、JavaScript の人気プロジェクトはどのようなものだったのでしょうか?
まとめ
2016 年のトップ 10 にランキングしたプロジェクトをみれば、その年の Web 開発の動向がよく見て取れます。
こうしてみると、JavaScript がいかに様々な分野で汎用的に利用されているのかがわかります。
2016 年 最優秀賞 🏆
Vue.js プロジェクトは GitHub で年間 25,000 以上のスターを獲得しました。日に換算すると 72 スターほどになります。これは React と Angular を含めた他のフレームワークと比較しても優位な数字です。
2016 年 10 月にリリースされたヴァージョン 2では, Virtual DOM が採用されパフォーマンスが飛躍的に向上しました。
Vue.js は大企業での採用実績もあり(中国最大の E コマース企業であるアリババなど)、現時点で無難な選択肢と言えるでしょう。すでに成熟したエコシステムがあり、ルーターの vue-router や状態管理ライブラリ vuex が利用できます。
つまるところ Vue.js は、React のコンポーネントアプローチと Angular 1 特有のテンプレート実装との、良いとこ取りな感じでしょうか。